家づくりに欠かせない「家相」についてお話したいと思います。
家相とは、一体何なのでしょうか?風水とはどう違うのか?
家相で間取りを決めるときには、どんなことに気をつけるべきなのかを紹介します。
家相とは?
家相とは、家の形や向き、間取りなどが人の運勢や健康に影響するという考え方です。
家相は中国から伝わったもので、古くから日本でも重視されてきました。
家相は自然界のエネルギー(気)の流れを考慮して、家を建てる場所や方向、部屋の配置や大きさなどを決めることで、住む人の幸せや不幸を左右すると考えられています。
家相と風水の違い
家相とよく似た考え方に「風水」があります。
風水も中国から伝わったもので、自然界の気の流れを調和させることで人の運勢や健康に良い影響を与えるという考え方です。
しかし、家相と風水にはいくつかの違いがあります。
◎家相は建物そのものに着目し、建築時に決めるものです。
風水は建物だけでなく周囲の環境や内装、インテリアなども含み、建築後にも変更できるものです。
◎家相は日本独自の発展を遂げたもので、日本人の気質や風土に合わせたものです。
風水は中国文化そのままのもので、日本人には合わない場合もあります。
◎家相は方位盤という道具を使って方位を決めることが多く、方位が重要です。
風水は方位よりも形や色などが重要です。
家相で間取りを決めるときのチェックポイント
家相で間取りを決めるときには、以下のようなポイントに注意しましょう。
◎方位盤を使って自分たちに合った方位を見つけましょう。
方位盤は十二支や五行などで構成された円盤で、自分たちの生年月日や性別などに応じて最適な方位がわかります。
方位盤はインターネットや書籍などで簡単に調べられます。
◎鬼門(北東)と裏鬼門(南西)は気が悪いとされる方位なので、玄関やトイレなどを配置しないようにしましょう。
玄関は気が入る場所なので、気が良い方位に配置することが望ましいです。
トイレは気が汚れる場所なので、気が悪い方位に配置することでバランスをとることもできますが、鬼門や裏鬼門は避けたほうが良いです。
◎階段は上下に気が流れる場所なので、玄関やトイレなどと重ならないようにしましょう。
階段が玄関やトイレと重なると、気の流れが乱れてしまいます。
階段は気が良い方位に配置することが望ましいです。
まとめ
家相とは、家の形や向き、間取りなどが人の運勢や健康に影響するという考え方です。
家相は風水と似ていますが、日本独自の発展を遂げたもので、方位が重要です。
家相で間取りを決めるときには、方位盤を使って自分たちに合った方位を見つけたり、鬼門や裏鬼門を避けたり、階段の配置に注意したりすることが大切です。
家相は家づくりの参考になるものですが、あくまで一つの考え方です。
自分たちの好みやライフスタイルに合わせて、快適で幸せな家づくりを目指しましょう。