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住宅を建築するときにおこなう儀式の意味と種類について

住宅を建築するときにおこなう儀式の意味と種類について 建物・家づくり
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住宅を建築するときには、さまざまな儀式があります。
これらの儀式は、家づくりの安全や成功を祈願したり、家族の幸せや健康を願ったりするものです。
今回は、その中でも代表的な3つの儀式、地鎮祭、上棟式、竣工式について詳しくご説明します。
これから家づくりをする方の参考になれば嬉しいです。

住宅を建築するときにおこなう地鎮祭という儀式とは

地鎮祭は、新築工事の安全と施主一家の子孫繁栄を祈願することを行う儀式です。
この儀式は、工事の無事を神様に祈願し、新生活をスタートさせるためのお清めと今後の幸運を祈ることを目的としています 。

地鎮祭を行うかは施主が決定することができるので、やってもやらなくてもかまいません。
儀式の形は、それぞれ個人の宗派に合わせて変えても問題ありません。
地鎮祭は、工事関係者やご近所の方へのあいさつの意味合いが強いかもしれません。

地鎮祭の流れは以下の通りです:

  1. 開会の儀: 神主が参列者やお供え物を清め払いします
  2. お供え~祝詞: 神主によって清められ、工事の安全を祈願します。
  3. 四方祓い: 神主が敷地の中央と四隅を歩き、米や御神酒などで清めます。
  4. 地鎮の儀(鍬入れの儀): 施主も参加して、掛け声をかけながら祭壇の横に盛られた砂山に鍬を入れます。
  5. 玉串拝礼: 参列者が順番に玉串を祭壇に捧げます。
  6. 懇親会やお祝いの会(場合による): 儀式後に参加者同士が交流する場として宴会が行われる事もあります 。

私は自分の家づくりでは地鎮祭を行いませんでしたが、それでも工事関係者へ感謝の気持ちを伝えました。
地鎮祭は必須ではありませんが、建物が完成した喜びや安全祈願を表す儀式です。
予算やスケジュールに余裕があれば、地鎮祭を行ってみても良いかもしれませんね。

住宅を建築するときにおこなう上棟式という儀式とは

上棟式とは、家の骨組みができたときに行うお祝いの儀式です。
家づくりの中でも大きな節目となるこの儀式は、神様に感謝と安全を祈願するだけでなく、工事関係者とのコミュニケーションを深める機会にもなります。
上棟式は、地鎮祭と同じように吉日を選んで行いますが、宗教色はあまり強くありません。
むしろ、棟梁や現場監督などが中心となって進めるパーティーのような雰囲気です。
もちろん、施主一家も参加しますが、あまり気負わずに楽しんでください。

上棟式にかかる費用は、約10万円ほどです。
その内訳は、工事関係者へのご祝儀やお供え物、お弁当代などです。
ご祝儀は、一般的には棟梁や現場監督などに渡しますが、金額は相場より少なくても大丈夫です。
お供え物は、お米やお酒などを用意しますが、これも必要最低限で構いません。
お弁当代は、2,000円/1人ほどですが、これも工事関係者の人数によって変わります。
また、地域によっては、餅投げを行うこともありますが、これは費用がかかる上に危険なので、私はおすすめしません。

上棟式は、家づくりの楽しみの一つですが、気をつけることもあります。
工事関係者との信頼関係を築くためにも、上手に行うことが大切です。

住宅を建築するときにおこなう竣工式という儀式とは

竣工式(しゅんこうしき)は、建物の建築が無事に完成したことを祝い、感謝の意を表す儀式です。
この式典は、協力者や工事関係者に対して建物の竣工を披露する場であり、神事や挨拶、祝電文などが行われます。
竣工式ではテープカットや竣工披露、修祓式などが行われ、お神輿や記念品贈呈も行われることがあります.

竣工式は、一般的には企業の建物が完成した際に行われることが多いですが、一般の住宅で行われるケースは少ないです。
日取りは大安・友引・先勝の午前が理想的とされています。

この儀式の目的は、建物の無事な完成を祝い、神様に今後も安全に暮らしていけるように祈ることです。
ただし、新築住宅の場合は必ずしも必要ではなく、竣工式を行うかどうかは施主の判断になります。
また、竣工式は家族や親類だけで行っても問題ありません。
儀式を行わず、宴会形式で工事関係者への感謝と慰労のために行われることもあります。
竣工式を行うかどうかは予算を見て判断すると良いでしょう。

竣工式にかかる費用は以下の通りです:

  • 神主への初穂料:約3万円
  • 関係者へのご祝儀:5,000円/1人
  • 引き出物:1,000円/1人

参加人数によって変わりますが、宴会費なども合わせると合計で約10万円ほどかかります。

竣工式は住宅の引き渡し日や引っ越し後に行われることが多くあります。
また、できるだけ竣工式は竣工から期間を開けずに行うとよいでしょう。

まとめ

この記事では、家づくりのときにおこなう儀式について、地鎮祭、上棟式、竣工式の3つに分けてご紹介しました。
これらの儀式は、家づくりの節目を祝うだけでなく、安全や幸せを願う意味もあります。
私は自分の家づくりでこれらの儀式を体験しましたが、とても感動的でした。
家づくりは一生に一度の大きなプロジェクトです。
だからこそ、儀式を通して自分の想いを込めたり、工事関係者とのコミュニケーションをとったりすることが大切だと思います。
皆さんも家づくりの儀式を楽しみながら、理想の家を作ってくださいね。

この記事を書いた人
ずかこ

「my home master」を運営しているずかこです。
叔母夫婦が設計士で姉が宅建士を持っており、私自身は約10年、不動産に関わる仕事をしてきました。
今住んでいる家は、叔母に図面を描いてもらい、知り合いの業者さんに基礎をお願いして、出来るだけ自分たちで作りました。

このサイトでは、私が学んだことや感じたことを皆さんと共有したいと思っています。
家づくりは楽しいだけでなく、大変なこともあります。
失敗しないためには、どんなことに注意すべきか、どんなプランがおすすめか、どんな工務店や設計事務所と契約すべきかなど、知っておくべきことがたくさんあります。
私はそのようなことを分かりやすく説明していきたいと思っています。
私のサイトが皆さんの家づくりの参考になれば嬉しいです。
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