マイホームにサンルームを設置する際の費用とメリット、注意点についてお話ししたいと思います。
サンルームとは、窓や屋根がガラスやポリカーボネートなどの透明な素材でできた光を取り込むことができる部屋のことです。
家づくりの際にサンルームを設置するには、どのくらいの費用がかかるのでしょうか?
また、サンルームを設けると、どんなメリットがあるのでしょうか?
そして、サンルームを設置するときには、どんなことに注意しなければならないのでしょうか?
それでは、順番に見ていきましょう。
サンルーム設置の費用はいくらかかる?
サンルームを設置する費用は、大きく分けて以下の2つに分かれます。
- サンルーム本体の費用
- 工事費
サンルーム本体の費用は、サンルームのタイプやサイズ、素材や機能などによって異なります。
一般的には、以下のような目安があります。
タイプ | 費用の目安 | 特徴 |
---|---|---|
バルコニー型 | 30万円~100万円 | 既存のバルコニーにサンルームを設置 |
テラス型 | 50万円~200万円 | 家の外壁に沿ってサンルームを設置 |
庭園型 | 100万円~500万円 | 家とは別に庭にサンルームを設置 |
工事費は、サンルームの設置場所や工事内容、工期などによって異なります。
一般的には、以下のような目安があります。
タイプ | 工事費用の目安 |
---|---|
バルコニー型 | 10万円~30万円 |
テラス型 | 20万円~50万円 |
庭園型 | 50万円~100万円 |
工事費は、サンルーム本体の費用の約3割程度と考えるとよいでしょう。
また、工事費には基礎工事や電気工事、水道工事などが含まれるため工事内容が多くなるほど、工期も伸び費用も高くなります。
サンルームを設置するメリットと活用方法
サンルームを設置するメリットは、大きく分けて以下の3つです。
- 洗濯物が雨に濡れない
- 開放感があってリラックスできる
- 趣味や作業スペースとして使える
洗濯物が雨に濡れない
まず、洗濯物が雨に濡れないというメリットです。
サンルームは屋根があるので、雨の日でも洗濯物を干すことができます。
また、日光が入るので、洗濯物が乾きやすくなります。
さらに、花粉やほこりなどの外気から洗濯物を守ることもできます。
洗濯物を干すのに便利なサンルームは、主婦にとって嬉しいメリットですね。
開放感があってリラックスできる
次に、開放感があってリラックスできるというメリットです。
サンルームは太陽光を取り込む面が広いため明るく、外の景色や空気を楽しむことができます。
また、カーテンなどを取り付けると温度や湿度を調節することもできるので、季節や天候に関係なく快適に過ごすことができます。
さらに、サンルームは家の中と外の間にある部屋なので、プライバシーも保たれます。
開放感があってリラックスできるサンルームは、ストレス解消や癒しに最適な部屋ですね。
趣味や作業スペースとして使える
最後に、趣味や作業スペースとして使えるというメリットです。
サンルームは広々とした空間なので、趣味や作業に集中することができます。
例えば、読書や音楽鑑賞、絵画や手芸、ガーデニングやペットの世話など、さまざまな趣味を楽しむことができます。
また、パソコンや机を置けば、在宅勤務や勉強などの作業スペースとしても使えます。
趣味や作業スペースとして使えるサンルームは、自分の時間を充実させる部屋ですね。
サンルームを設置するときの注意点を紹介
サンルームを設置するときには、以下の3つの注意点を押さえておきましょう。
- 固定資産税
- メンテナンスの方法
- 増設方法
固定資産税
まず、固定資産税という注意点です。
サンルームを設置すると、固定資産税が上がる可能性があります。
固定資産税は、土地や建物などの固定資産の価値に応じて課される税金です。
サンルームを設置すると、建物の価値が上がるため、固定資産税も上がることになります。
ただし、サンルームが固定されているか可動式であるかによっても違います。
固定されている場合は、建物として認められるため、固定資産税が上がります。
可動式である場合は、家具や器具として認められるため、固定資産税は変わりません。
サンルームを設置する前に、市役所や税務署に確認しておくことをおすすめします。
メンテナンスの方法
次に、メンテナンスの方法という注意点です。
サンルームは、日光や雨風などの影響を受けやすい部屋です。
そのため、メンテナンスをしっかり行うことが大切です。
メンテナンスの方法は、サンルームの素材や機能によって異なりますが、一般的には以下のようなことを行います。
ガラスやポリカーボネートなどの窓や屋根は、汚れや傷を防ぐために定期的に水拭きや拭き取りをします。
防水シートやシーリング材などの防水部分は、雨漏りを防ぐために定期的に点検や補修をします。
窓の開閉機構や温度調節機能などの機器類は、故障を防ぐために定期的に動作確認や清掃をします。
メンテナンスの方法は、サンルームのメーカーや施工業者によっても異なります。
サンルームを設置するときには、メンテナンスの方法や費用、保証期間などを確認しておくことが大切です。
増設方法
最後に、増設方法という注意点です。
サンルームは、後から増設することができる場合もあります。
例えば、バルコニー型のサンルームをテラス型に拡張したり、テラス型のサンルームを庭園型に拡張したりすることができる場合があります。
しかし、増設することができるかどうかは、サンルームのタイプや素材、設置場所(地形・形状)などによって異なります。
また、増設することで、固定資産税や工事費などが変わる可能性もあります。
サンルームを設置するときには、将来的に増設することができるかどうか、また増設することでどのような影響があるかを確認しておくことが大切です。
まとめ
以上、マイホームにサンルームを設置する際の費用とメリット、注意点についてお話ししました。
サンルームは、洗濯物が雨に濡れない、開放感があってリラックスできる、趣味や作業スペースとして使えるというメリットがあります。
しかし、サンルームを設置するには、固定資産税やメンテナンスの方法、増設方法などの注意点もあります。
サンルームを設置するときには、自分のニーズや予算に合わせて、サンルームのタイプや素材、機能などを選ぶことが重要です。
また、サンルームのメーカーや施工業者によっても品質や価格などが異なります。
サンルームを設置する前には、複数のメーカーや施工業者から見積もりや相談を受けて比較検討することがおすすめです。マイホームにサンルームを設置して、快適で楽しい生活を送りましょう!